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After Man, A Zoology of the Future ― Dougal Dixon
5000万年後、動物たちはどのような姿をしているか私たちは自分の目で見ることはできない。しかし、進化学や生態学を元に根拠のある推測をすることはできる。一つ確かなことは、生命誕生から35億年にもわたり、環境のいかなる変化にも適応させてきた「進化の法則」は、今後も機能し続けるということである。この地球の生命は、今までわくわくするような進化をとげてきた。そしてこれからも、その進化は続くのである。
本展覧会は、人類時代から5000万年後の動物たちの姿や生活を生息環境ごとに解説・紹介する。
「アフターマン」著者 ドゥーガル・ディクソンが想像する、人類絶滅から5000万年後の世界
生物はどのように進化するのか。未来の「空想図鑑」
人類が滅亡して5000万年後の地球は、大陸の移動によって、アフリカ・ユーラシア・北アメリカ・オーストラリアがひとつの超大陸となり、南アメリカ大陸は孤立した大陸となる。
地上の気候や環境は、今とはさほど変わってはいない。
今回はこの仮定をもとに、未来の生物を生息環境ごとに予測していこう。
北半球の温帯域では、森林と草原が山岳地帯をよけながら広く帯状に続いている。一方で、南半球の温帯域では、こうした環境はとびとびに広がっているだけである。
北半球の温帯域では、森林と草原が山岳地帯をよけながら広く帯状に続いている。一方で、南半球の温帯域では、こうした環境はとびとびに広がっているだけである。
樹木が生育できる環境のうち、最も寒い地域で発達するのが針葉樹林である。世界中の針葉樹林の中で最も大規模なのが北大陸北部のもので、北縁はツンドラ地帯と接している。
樹木が生育できる環境のうち、最も寒い地域で発達するのが針葉樹林である。世界中の針葉樹林の中で最も大規模なのが北大陸北部のもので、北縁はツンドラ地帯と接している。
ツンドラと極地性の気候は、北極・南極の周辺と高い山脈の山頂付近に広がっている。一方は緯度、もう一方は高度の影響によって生じた気候だが、結果的に似たような環境になっている。
ツンドラと極地性の気候は、北極・南極の周辺と高い山脈の山頂付近に広がっている。一方は緯度、もう一方は高度の影響によって生じた気候だが、結果的に似たような環境になっている。
熱帯・亜熱帯地方の砂漠は、地球規模の大気循環の影響によって生まれた。一方、北半球各地の寒冷な地域にある砂漠は、広大な大陸の内陸域という地理的な要因によって生じたものである。
熱帯・亜熱帯地方の砂漠は、地球規模の大気循環の影響によって生まれた。一方、北半球各地の寒冷な地域にある砂漠は、広大な大陸の内陸域という地理的な要因によって生じたものである。
砂漠と森林の間の緩衝地帯となるのが草原である。乾季と雨季の違いが明確にあり、雨季には大量の雨が降る。熱帯草原には乾燥に強い種類の草や低木が生え、高木が生えることもある。
砂漠と森林の間の緩衝地帯となるのが草原である。乾季と雨季の違いが明確にあり、雨季には大量の雨が降る。熱帯草原には乾燥に強い種類の草や低木が生え、高木が生えることもある。
熱帯林は赤道に沿って分布している。この地域では南北からやってきた気流が収束するため、1年中雨が多く、また高温である。こうした環境では、木々はうっそうと枝葉を広げて茂る。
熱帯林は赤道に沿って分布している。この地域では南北からやってきた気流が収束するため、1年中雨が多く、また高温である。こうした環境では、木々はうっそうと枝葉を広げて茂る。
南アメリカ島大陸と、アフリカ亜大陸近くのレムーリア島、太平洋上のバタヴィア列島とパカウス諸島は、地理的に孤立した結果、非常に特殊な動物群集の住処となっている。
南アメリカ島大陸と、アフリカ亜大陸近くのレムーリア島、太平洋上のバタヴィア列島とパカウス諸島は、地理的に孤立した結果、非常に特殊な動物群集の住処となっている。